恋月姫という人形作家の作品にシャム双生児があります。個展で見たのですが、他の人形がのきなみガラスの棺に入っている中、むきだしで立っていました。体長は30センチくらい?ユージーとユーシーとは少しちがうけれど、肩から腰のところでしっかりつながっている一対のビスクドール。
磁器であるビスクは、焼いてつくるのでその過程でかなり縮みます。
つまり、完成品の精度も下がりやすいので、このシャム双生児一体(一対?)をつくるのに何体の人形達が壊されていったのかと思うとますますその人形の存在をそらおそろしく感じます。
萩尾望都はこの人形作家が好きらしく、氏の作品の写真集や、個展のちらし等によく言葉を寄せていますので、恋月姫はあるいは半神に刺激されてこの人形を作ったのかもしれないなどと思ったりもします。
どんな双子かごらんになりたいかた、リンクを貼ります。
http://members8.cool.ne.jp/~koitsukihime/gallery/prints_150px.JPG
hanshin_koitsuki
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