「女には女の武器がある」 というのは別に色事仕掛けのことを言うのではないです。はい。
私は女性の男性への色仕掛けの罠っちゅーのはよほどうまく作られた設定でないと 「つまんない」
と感じてしまうほうなのです。
で、この場合の女の武器とは、ずばり。
冷酷さ。
これです。
よく言われる女性の特性は大抵的外れなものが多いのですが、女性をやってそろそろ30年を超えてくると徐々にその的外れさ加減にマヒしてきたりします。
これではイカンと時々ほっぺをぺちぺちやります。
が、これだけは
「ふふふ・・・・」
とほくそえむ一般に言われる女性の特性。
冷酷さ。
そのどこまでも「義理」も「人情」も切り捨てることの出来るエゴイズムは、私が人生の最終目標にさえ据えたいものがあります。
え?怖い?
そんな風にいう人に限って最後にあっさり
「こうするしかなかったのよ」
とか言い訳タラタラ垂れ流しつつ相手を裏切るのよ。
みっともないわ。
身に覚えあるでしょ。
というわけで、この映画の中で描かれるバイオレットの冷酷さは彼女の優しい性質とは全く別のものでありながら同質のもの・・・・表裏一体のどちらも欠くことのできない人間性の一面として描かれています。
そう。
優しくて冷酷。
それはどこまでもイイ女の第一条件なのです。
コーキー、えらい女に捕まったね。
さあ、天国へGo!(笑)
1997年/アメリカ映画/ウォショウスキー監督/ジェニファー・ティリー、ジーナ・ガージョン)
bound
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