恋月姫の人形展を見てきました。どうも気になっているのが、コンセプトドールという名のレプリカ。
いや、欲しいのではなく。。
材料は「ストーンファイバー」と呼ばれる新開発の素材らしいけれど、要は焼かないで型抜きしていて、ある意味もう純然たるリカちゃん人形。巨大なリカちゃんに75万。。。。???
私が創作人形を買う場合重きを置く価値のひとつである、作家の手ずからなるという点にも疑問がある。
型を抜くという意味ではビスクも同じだけれど、このコンセプトドールの型抜きは誰がやっているのか。そして、抜いた後の組立、仕上げは誰がやっているのか。
型抜きだからこそ、そういう微細な作業に神経を払ってもらっているかが重要になるとも思うけれど、サイトを見る限り、どこにもそういう情報はない。
人形にウン十万払うってこと自体異常だと思う人のほうが多いけれど、私のような人形好きでもこの値段にはちょっと腰がひける。
恋月姫は、造形の技術もデフォルメのバランスもずば抜けた作家の一人だと思う。思うけれど、ビスクで見たときに個性と感じたものが、型抜きされた人形だと尖った「癖」と感じられてしまうのは、ビスクや作家への思い込みが過ぎるかしら。。
何十体も置かれていたこれら高価なコンセプトドールが軒並み売れていたことを考えると、私のような考えの人は少数派なのかもしれない。。
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