オスロのアニメ。
何かの機会で一部を見たことがあって、面白そう!!ととても興味を持ってました。
プリンス&プリンセスも見る機会を逃したまま・・・で、日仏のイベントを機会に、とりあえずまずはビデオで見てみようと思って今日早速借りてきて・・・見ました。
キリクと魔女。
うをー。正直にいおう。
ショック。
なんだかとても後味の悪い薬を飲まされたような。
それも、「これは漢方なんだよ。自然の薬だから身体に優しいよ」とエセ薬師に騙されて飲んだら強力な下剤フスマ茶だったとか(なんかちがう)そういうかんじ。
キリクはアフリカ人だけどフランス語を話す。
彼らの価値観は完全に現代ヨーロッパのそれで、なぜ舞台をアフリカにしたのか、なぜキリクを小さな小さな赤ん坊に設定したのか。なぜ魔女は大人の女性なのか、そして魔女のとげを抜いたキリクはなぜ・・・・・・・(ネタばれスレスレ)
キリクを諭す老人が語る言葉は、人の苦しみと女の苦しみ、男の苦しみ、社会的立場をごちゃごちゃに混ぜかえしてしまう。
キリクはなぜ子供ではいけないのか。
魔女はなぜ魔女のままではいられないのか。
男はなぜ英雄にならなければいけないのか。
最初から分かってたでしょう?
とかなんとか言われそう・・・。
ディズニーのムーランで、男性ジェンダーをもったために自分のあり方に違和感を覚えていたはずのムーランが王子様の腕の中に入ったとたんに可愛い女性になってしまった・・・・というような騙し絵を見せられた気分になる。
どうすればいいんだ。
こんなに楽しみにしていたのに。
残りの作品を見る勇気があるかどうか。
うーん・・・・・・・なぜこれが、今のアニメーションの世界で注目されているのか。なぜジブリが彼らを賞賛するのか。
どうすればいいんだ。
大好きなアニメーションの世界に、こんなふうに気持ち悪い感覚を覚えるなんて。
おろおろ・・・・おろおろ・
kiriku
最近のコメント