周期があって、ちょっと心をかき乱される人との出会いに勘が働くときと働かないときと
今はそういう勘がすっかりなりを潜めている
毎日をギリギリの湖面すれすれに低空飛行で飛びぬけて
舵のバランスで水に触れてしまったら
泣くよりも水に触れられたことに喜びたい
濡れて、髪の芯まで濡れそぼっても
いつかは乾くから
それでも震えてどうしようもないときはやっぱり勘に頼る
この水は危ない
この水は優しい
この水は冷たい
この水は
この水は
雨に濡れる沈丁花
花の芯まで濡れそぼってなお、香り立つ
香りまでも届けばいい
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