人目にたつ場所にテキストを晒すことによって整理する習慣があるあたしの、断片メモです。
お見苦しい点、見逃してやってください。
ある人とのささいなやり取りを経て。
あたしは今の彼女を理解できない。なぜなら彼女はそれをさせてはくれないから。でも彼女には彼女の世界があって、それは今のあたしとは決して交わらないらしい。あたしには遠く見える彼女の瞳が、あるいは生き生きと命を放つ瞬間が、あるのだろう。それを見ることができないのを、やはり微かに悲しいとも思う。もうずいぶん長い時間を経ても。やはり。私は過去を振り切るのが本当に苦手だ。
考えていて、唐突に思った。
私は死にたくない。この命をつぶしてしまいたくない。
生きて、生きて、生き抜きたい。
そのために、この小さなあたしの世界を閉じてしまわないために、今出来ることを、やってゆきたい。
人目を気にしているなんて、時間がもったいない。
見栄をはるなんて、もっともったいない。
誰かと張り合うなんて、百年早い。
死んだ目をして生きていたくない。
生き抜きたい。あたしの命を、最後まで。
あの、あたしの大事なきゃんが命を閉じる瞬間まで彼の世界を見据えていた、あの目を忘れない。焼かれる瞬間まで、彼は私を、彼の生きたこの小さな世界を見ていた。かすかな光を最後まで失わなかったんだ。
今生きているはずのあたしの目は、わずか一瞬でもきゃんに負けない光を放っているのか。
私にとって過去に過ぎない彼女は、現在頑張って生きて、あたしとはなんの関係も無い人生を歩んでいる。切り開いている。彼女にとって過去に過ぎないあたしもまた、現在を生きる。光を目指して、闇を目指して。遠くからエールを送りたかったけれど、私はその器ではない。生きるのだ。ひたすら。この生を、この性を、この精を。
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