今日は有明ビッグサイトのブックフェアへおでかけデート。
少し曇り気味だったけど海のそばって気持ちいいーのだー。
本来の目的は、アリス・ウォーカー(「カラーパープル」の作家で世界的なアクティビスト)の講演会だったのだけど、いってみればなんと招待券配付済みで一般は駄目とのこと。
そんなのどこにも書いてなかったとぷんぷんしながらも、サイン会に現れるというご本人の姿だけでもとブースで待ちました。登場したアリス・ウォーカーは、ラフなセーターにジーンズ姿で、うっすら白いものが混じるドレッドヘアが相変らずの印象。そんな普段着姿なのに、その目の強さと、かもし出す雰囲気の厳しさに圧倒される。柔らかく微笑んでいても、近寄りがたいほどの光を感じる。彼女の周囲だけ空気が違うんだよね。。
ただただぼーっとみていたら、横でヨルが雰囲気に飲み込まれたように目を見張って、しきりに「すごいなあ」と繰り返してる。
その場に対峙すると何も言葉の出ない状況というものがある。
アリス・ウォーカーはまさに今日の会場の中で、そういう存在だった。内面の光というのは他のなにをも凌駕するのだと実感。
あらためて原著を手に入れて読み直そうと心に決めました。
うーん。。講演会聞きたかったなあああ。。。残念無念。
彼女はウーマニストであることに活動の重きを置いているので、セクシュアリティについて語ることはむしろ少ない。その少ない中でも彼女の考えを結構ストレートに表したインタビューをWebで見つけたのでリンクします。
http://www.blacklightonline.com/alicewalker.html
中でも私が深く同意する部分。インタビュアーに「いつ自分がバイセクシャルってことに気付いたんですか?」と問われて、アリスが「レズビアン」「バクセクシャル」「ゲイ」とかのレーベルが好きじゃないと答える。
"I've always found it difficult to 'fix' myself with a word or label. It would limit my freedom. And to me, freedom is the most important thing. Freedom is the most sensual thing"
(自分自身を言葉や呼び方で「決めてしまう」ってことにいつも抵抗があるの。そうしたら自由じゃなくなるでしょう。というのは、私に取っては、自由ってことが一番大切なことなの。自由って最高に官能的なことよ)
最後の「Freedom is the most sensual thing」っていうのに心から賛成します。。
ブックフェアではひたすら歩き回り、国書刊行会でにっくきタケモトノバラ監修の吉屋信子シリーズがひら積みになっているのを歯ぎしりして眺め、洋書をあさり、TIMEのバックナンバーが安かったのでめぼしいものをピックアップ。
それにしても、一般の入場料1200円は高いよー。。。お財布も脚も痛かったけど、アリスウォーカー見て(ほんと見ただけ(汗))、本に浸って、海辺の公園を散歩して、心は満腹大満足の一日でした。
中日新聞によるアリスウォーカー来日インタビュー
「爆弾は幼子の上に落ちている」
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/alice_walker.html
(サイト「ジェラス・ゲイ」内のリンクです)
フォーラムよこはまでの講演報告
http://www.women.city.yokohama.jp/fm/msglist.cfm?msg=187&thm=10
alice_walker_encounter
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