このタイトル、どうにかならんかしらねえ。。。(汗)
一話ずつの説明が詳しいのでこっちのURLを貼り付けておきやす。
http://www.axn.co.jp/movie/womanlovewoman.html
原題の「If These Walls Could Talk2」は訳しようがないけど、それにしても。
ヨルいわく、
「このタイトルとビデオのカバーを見てエロエロレズビアン(爆)を期待して借りた人が、思わず本気で見てしまうならそれもヨシ」
とのこと。
うーん。。エロエロ望みの人は、最初の十分で見るの辞めると思うなあ。
なにしろ一話目はおばあさんカップルの話だもん(爆)。
話題が出たら見たくなって、週末に借りてきて二人で見ました。
でも、この最初の話1960年代のは、あまりにも辛くて見始めてから「しまった、やめようか」と思ったくらい。
今回も最初から最後まで文字通り泣きっ放し。
老人といえる年齢に達した同居してウン十年のレズビアンカップルの片割れが発作で亡くなり、残された二人の家をどうするかということで亡くなった恋人の甥夫婦とつらい渡り合いを演じることになる残された女性。
出だしは映画館で「噂の二人」(ヘップバーンとマクレーン主演・リリアンヘルマンの戯曲「子供の時間」を映画化したもの。マクレーンがヘプバーンに惹かれるレズビアンを演じた)を二人が手をつなぎながら見ているんだけれど、後ろにいた若者たちに冷やかされてしょんぼりと手を離して座りなおす。
もうここから辛い。
片割れアビーを亡くしたイーディスが、ほとんど会ったこともないアビーの甥に二人の城を当然のようにもっていかれることの辛さ。
何が辛いって、甥夫婦が来ることを見越して、まず一緒に暮していた部屋からアビーの私物を使っていなかった部屋へと移して、さも別々に寝ていたように新しくベッドメイクする。
むろん二人の思い出の写真もすべて外して、二人の愛の痕跡は徹底的に消しておかねばならない。それも自分自身の手で。
こうして打っているだけで、辛くて涙がこぼれそうになる。
映画はこの話を最初に、1970年代、そして2000年へと時代を移してゆく。
最後は明るい話。
レズビアンカップルが精子バンクで精子を手に入れて、妊娠する話。
子供を持って、家庭を築く自由を得てゆく話。
ヨルはこの話が一番好きだというけれど、どうも私は逆に羨ましくて、ねたましいんだよね(苦笑)。
まだ日本ではここまでは進まない。
なので、一番共感できる二話目がすきかな。
女性解放運動に参加するレズビアンのグループ。
彼女らは「女性」であることに誇りをもつあまりに、「異性装する女性」を蔑むきらいがある。そういう中、彼女らのグループの一人が男装する女性に恋をして。。。
微妙な話なんだけど、むやみやたらと「一方向」に突き進んでいないところに共感を覚える。女性らしさの前に自分らしさがあるところがすき。
タチネコの役割に抵抗を覚えるけれど、「タチネコでなくてはならない」という風潮に抵抗を覚えるのであって、それを心地よいとする人に対しては異論はないのであります。。都合いいかしらん。
woman_love2
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